クロストレック e-BOXER搭載車 (GU Type B)

万一の場合

対処のしかた

事故が起きたとき

あわてず次の処置をしてください。

  • 続発事故の防止につとめてください

    他の交通の妨げにならないような安全な場所にお車を移動させ、e-BOXERシステムを停止します。

  • 負傷者の救護につとめてください

    負傷者がいる場合は、医師、救急車が到着するまでの間、可能な応急手当を行います。

  • 警察へ届け出をしてください

    事故が発生した場所、状況、負傷者の有無や負傷の程度などを連絡します。

  • 相手方の確認とメモをおとりください

    相手方の氏名、住所、電話番号などを確認してメモします。

    同時に事故状況もメモしておいてください。

  • SUBARU販売店またはSUBARU安心ほっとライン(巻末参照)に連絡してください。
警告

取り扱いを誤ると、命にかかわるような重大な傷害につながるおそれがあります。次のことをお守りください。

  • 感電に注意する。
  • 高電圧バッテリーの周辺部品や、オレンジ色の高電圧ケーブルおよびそのコネクター類には絶対にさわらないでください。
  • 露出した電気配線には絶対にさわらないでください。
  • 高電圧バッテリーから液体が漏れていたり、周辺に付着していたりする場合は絶対にさわらない。
  • 電解液が目や皮膚につくと重大な傷害につながるおそれがあります。
  • 万一高電圧バッテリーの電解液に触れてしまった場合は、次の対処をする。
  • 吸入した場合は、直ちに鼻をかみ、うがいをして、必要ならば医師の診断を受けてください。
  • 皮膚に付着した場合は、直ちに石鹸を使用して水で十分に洗い落としてください。
  • 目に入った場合は、こすらずに直ちに清浄な流水で15分以上洗浄し、医師の診断を受けてください。
  • 高電圧バッテリーに絶対に火気を近づけない。
  • 高電圧バッテリーの電解液は引火性の高い液体です。万一火災が発生した場合は、電気火災に対応した消火器で消火してください。
  • 消火に水を使用する場合は、長ぐつなどの保護用具を着用のうえ、消火栓などからの大量の水をかけて消火してください。
知識
  • つながる安心ベーシックをご利用中の場合、車両の状況によってはヘルプネットセンターに自動で通報します。
  • つながる安心プレミアムをご利用中の場合、“SOS”ボタンを押して緊急車両の手配を要請できます。

ポストコリジョンブレーキコントロール

車両が衝突したときに二次被害を軽減するためにブレーキがかかる機能です。

ポストコリジョンブレーキコントロールが作動するとブレーキがかかり車両が停止しますが、停止すると同時にブレーキ機能が解除されます。車両を停止しておくには運転者がブレーキをかけてください。

知識
  • アクセルペダルを深く踏み込むと制御を解除することができます。
  • 衝突後は、すぐに安全な場所に停車してください。
  • 事故の状況や車両の損傷状態によっては、機能が作動しない場合があります。

オートディスコネクト機能

SRSエアバッグが作動する、または車両後方から大きな衝撃を受けると、e-BOXERシステムを停止して高電圧を遮断します。また、燃料の漏れを最小限に抑えるため、燃料供給を停止します。e-BOXERシステムを始動する必要がある場合は、一度プッシュエンジンスイッチをACCまたはOFFにし、再始動してください。

注意

e-BOXERシステムを始動する前に、燃料が漏れていないことを十分確認してください。地面にぬれた跡があるなど燃料漏れの可能性がある場合は、直ちにSUBARU販売店にご連絡ください。

知識

作動後は、車速が約25 km/h以下に制限されます。

自動で解錠されたとき

SRSエアバッグが作動する、または車両後方から大きな衝撃を受けると、緊急避難ができるようにすべてのドア(リヤゲート含む)が自動で解錠されることがあります。このときオートドアロック・アンロック機能は一時停止します。機能を復帰させるには一度プッシュエンジンスイッチをOFFにしてから再度ONにしてください。

注意

次の場合、システムの異常が考えられますので、すみやかにSUBARU販売店で点検を受けてください。

  • 走行中、勝手にドアが解錠される場合
  • すべてのドアが閉まっているときに、集中ドアロックスイッチの「施錠」を押しても解錠してしまう場合
  • オートドアロック機能が作動しない場合
知識

自動で解錠すると同時に、ハザードランプが点滅します。

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