メンテナンス
タイヤ・ホイール
交換のしかた
走行性能と乗り心地、タイヤの寿命のバランスを考えたタイヤが標準装備として取り付けられています。タイヤを交換する際は、タイヤ空気圧ラベルに指定されているサイズをお守りください。
交換の前に
交通の妨げにならず、安全に作業ができる場所で行ってください。
e-BOXERシステムを停止します。
電動パーキングブレーキを確実にかけセレクトレバーを“P”にします。
ハザードランプを点滅させます。
人や荷物はすべて降ろし、三角停止表示板または停止表示灯を設置します。
お車が動き出さないように、交換するタイヤと対角線上にあるタイヤの前後に輪止め(タイヤストッパー)をします。
(図は運転席側後輪タイヤを交換する場合を示しています。)
タイヤを交換するときは、次のことをお守りください。
守らないと車両火災につながるおそれがあり危険です。また、操縦性・ブレーキ性能に影響し、車両の損傷や思わぬ事故につながるおそれがあります。
- 4輪とも必ず指定サイズで、同一メーカー、同一銘柄および同一トレッドパターン(溝模様)のタイヤを装着する。
- 著しく摩耗したタイヤは使用しない。
- 摩耗差のあるタイヤを混ぜて使用しない。
- タイヤの空気圧を指定空気圧に保つ。
なお、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を装着するときも同様です。
- ラジアルタイヤを装着する。
地面が平坦で硬く、お車が安定する安全な場所を選んで止めてください。
輪止め(タイヤストッパー)、三角停止表示板または停止表示灯は車載されていませんので必要に応じて準備してください。
ジャッキアップ
ジャッキハンドル、ジャッキ、ホイールナットレンチを取り出します。
知識この車はジャッキを搭載しておりません。詳しくはSUBARU販売店にご相談ください。
交換するタイヤに近いジャッキアップポイントの下にジャッキを置きます。
ジャッキ頭部の溝が車体のジャッキアップポイントにはまるまでジャッキハンドル取り付け部を手で回します。
ホイールナットレンチを使い、すべてのホイールナットを約半回転ゆるめます。
ホイールナットレンチの穴にジャッキハンドルを入れます。
ジャッキにジャッキハンドルを取り付けます。ジャッキハンドルを回し、タイヤが地面から少し離れるまで車体を上げます。
ジャッキアップするときは次のことを必ずお守りください。守らないと重大な傷害を受けるおそれがあります。
- 電動パーキングブレーキを確実にかけてセレクトレバーを“P”にしてから作業する。
- e-BOXERシステムを始動しない。
- 車が発進したり、ジャッキが外れるおそれがあります。
- 車両の下にもぐり込まない。
- ジャッキと地面や車両との間にものを挟まない。
ジャッキアップするときは次のことを必ずお守りください。
- タイヤ交換あるいはタイヤチェーンの脱着以外に使わない。
- 必ずスバル純正のジャッキおよび車載のジャッキハンドルを使う。
- 純正品以外を使用した場合、ジャッキが外れたり、損傷したり、車体を変形させるおそれがあります。また、クロストレック用のジャッキは他車には使わないでください。
- 平坦で硬いところに駐車して作業する。
- 輪止め(タイヤストッパー)をして車を固定する。
- 車内に入らない。
- 車体に振動を与えない。
- ジャッキが外れるおそれがあります。
- ジャッキが確実に車体のジャッキアップポイントにかかっていることを確認する。
- ジャッキアップポイント以外にジャッキがかかっているとジャッキが倒れてけがをしたり、車体を傷付けるおそれがあります。
ガレージジャッキなどを使用してジャッキアップする場合、SUBARU販売店にご相談ください。
タイヤ交換
ホイールナットを外します。
タイヤを交換します。
このとき、ホイール取り付け部とホイールの接触面およびネジ部の汚れを拭き取ってください。また、ネジ部に傷などの異常がないか確認してください。
注意- ネジ部に異常がある場合は、直ちにSUBARU販売店にご相談ください。
- タイヤを交換するときは、ブレーキ周辺にぶつけない。
- 万一ぶつけてしまった場合は、SUBARU販売店にご相談ください。
知識タイヤを地面に置くときは、ホイール表面を上にして置いてください。
下にして置くと、ホイールに傷がつくおそれがあります。
ホイールナットを手で回して取り付けます。その後ホイールがガタつかない程度までホイールナットをホイールナットレンチで仮締めします。
ジャッキハンドルを回し、車両を下げます。
ホイールナットレンチを使用して、図の順番に2、3回にわけてホイールナットを締め付けます。
レンチの柄の先端にかける力 締付トルク(参考) 400~500 N(40~50 kg) 120 N・m(12 kgf・m) 注意ホイールナットを締め付けるときは次のことをお守りください。
- ホイールナットを締め付けるとき、ホイールナットレンチを足で踏んだり、パイプなどを使って必要以上に締め過ぎない。
- ナット、ホイールの座面、ネジ部にオイルやグリースなどがつかないようにする。
タイヤ交換後
ジャッキ、ジャッキハンドル、ホイールナットレンチを元の場所へ戻します。
最初はゆっくり走り、異音や振動がないか確認します。
ホイールの交換
ホイールを交換するときは、必ず指定サイズで同一種類のホイールを取り付けてください。
ホイールのサイズは「タイヤ・ホイール」をご覧ください。
取り付け向き指定タイヤ
取り付け向きが指定されているタイヤには、INSIDE(内側)マーク、OUTSIDE(外側)マークが表示されています。
タイヤをホイールに取り付けるときには、OUTSIDEマークが車両外側から見えるように取り付けてください。
- 仕様違いのホイールを装着しない。
- ホイールがブレーキに接触したり、タイヤと車体とのすき間が変わることでハンドルを切ったときにタイヤが車体に接触し、車両のコントロールができなくなり、事故につながるおそれがあります。
次のことを行う際は、SUBARU販売店にご相談ください。
- 他の車のホイールで、ホイールのリムサイズやインセットが同じであるものを使用するとき
- アルミホイールを交換するとき
- ホイールバランスを調整したいとき
ホイールバランス
新車時、各ホイールのバランスは調整してありますが、しばらく使用するとタイヤの摩耗とともにホイールバランスが狂ってきます。
ホイールバランスが適正でないと、特定の速度域でハンドルが小刻みに振動したり、直進性が悪くなったりするばかりか、ステアリング系統やサスペンションの故障やタイヤの異常摩耗などの原因になります。ホイールバランスの狂いによる振動を感じたら、SUBARU販売店でホイールバランスを点検・調整してください。
タイヤの修理をした際、またはタイヤを交換した際もホイールバランスの調整をしてください。
ホイールアライメント
ホイールアライメントとは車の安定性を保つために設定されている、路面や車体に対するタイヤの角度です。タイヤを縁石に強くぶつけたりするとホイールアライメントが狂い、車の安定性が損なわれたりタイヤが異常に摩耗したりすることがあります。
タイヤを縁石などに強くぶつけたりした場合は、SUBARU販売店でホイールアライメントのチェックを行ってください。
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