タイヤは装着する位置によって摩耗の仕方や進み方が異なるため、定期的な位置交換(ローテーション)が必要になります。
ここでは、タイヤの寿命を延ばし、長持ちに必要なローテーションやホイールアライメントについて説明します。
タイヤのローテーション方法は、FR車とFF車では異なります。また、回転方向の指定のあるタイヤとないタイヤでも異なります。
回転方向の指定のないタイヤ | 回転方向が指定されているタイヤ | |
---|---|---|
FR車 | FF車 | 駆動方式を問わず |
(注意1)前後で異なるサイズ表示(含むロードインデックス)のタイヤが装着されている場合、上記例は使えません。
(注意2)4輪駆動車の場合は車両取扱説明書に従って実施してください。
●︎フロント(前輪)タイヤとリア(後輪)タイヤを交換します。
●︎ローテーションは、走行5,000km時を目安に行います。
●︎FF車は早めに実施します。
●︎摩耗初期のタイヤのローテーションは、偏摩耗防止に効果があります。
クルマは、車種ごとにタイヤ・ホイールに取付角度が設定されており、これらの角度を適正な状態に調整することをホイールアライメントと呼びます。ホイールアライメントのズレによって、タイヤの寿命が短くなったり、低燃費性能が損なわれたりと、タイヤが本来持つ性能が発揮されにくくなる場合があります。そのため、タイヤ交換のタイミングなど、定期的にホイールアライメントを測定・調整することをおすすめします。(詳しくは店頭スタッフにご相談ください)
▶︎小さな衝撃が日々蓄積し、ズレが発生することがあります。
▶︎経年変化によって、新品時の取付角度からズレが出る場合があります。
※図はイメージです。