クルマには数多くの部品が使われていますが、静止状態でも走行状態でも、路面に接しているのはタイヤだけです。
タイヤは、クルマの荷重を支えるだけでなく、エンジンやブレーキのパワーを路面に伝えるなど、いろいろな役割を果たしています。
人間や貨物を載せた重い荷重を支えながら、高速回転を続けます。タイヤの内部に充てんされた空気が、重いものを支える上で重要なはたらきをします。
エンジンやブレーキのパワーを速やかに路面に伝えて、進んだり止まったりします。クルマが走ったり止まったりする機能を支えるのは、タイヤのトレッド部と路面との間に生じる摩擦力です。
ひどいでこぼこ道などから受ける衝撃が、できるだけ車内に伝わらないようにします。タイヤ内部に充てんされた空気が一種の空気バネとなって、衝撃をやわらげます。
直進を維持したり、鋭くコーナリングしたり、クルマの進む方向をリードします。方向の転換・維持をつかさどるのも、トレッド部と路面との間に生じる摩擦力です。
クルマのさまざまな動作は、基本的にはすべてタイヤを通して路面に伝えられます。
整備不良のタイヤを使用すると、これらの大切な機能が大きく低下します。
クルマの性能を十分に発揮させるために
新車装着タイヤ*の性能と同等以上で、お客様のニーズに合ったタイヤを選ぶことをおすすめします。
*:自動車メーカー工場出荷時点で新車についているタイヤ