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日光国立公園 那須平成の森とSUBARUロゴ

国立公園の
自然を愉しもう!

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活動レポート

2024年5月25日

SUBARU×那須平成の森
「学びの森」ガイドウォーク&ワークショップ

那須平成の森には、「人と自然をつなぎ豊かな森を後世に伝える」インタープリターというスタッフがいます。そのインタープリターと共に学び、作り、考える「那須平成の森×SUBARU 国立公園の自然を愉しもう!」が5月25日に開催されました。
気温15度・晴れと好天の中、参加者らは生命の息吹が感じられる那須平成の森に集合。見頃を迎えたヤマツツジに囲まれたフィールドセンターでオリエンテーションを受けたのち、ガイドウォークのために設けられた専用エリア「学びの森」を目指し出発しました。

那須平成の森 国立公園の自然を愉しもう!活動イメージ

人と動物との共存について考える

ワークショップでは、インタープリターからヤマネをはじめとする那須平成の森に生息する樹上動物の生態についてレクチャーを受けたのち、2チームに分かれて巣箱の設置場所を検討。両チームともヤマネの生息域とモニタリングのしやすさを考慮し、大人の目線の高さのおよそ150cmに設置しました。

その後、ヤマネやリスなどが通る「アニマルパスウェイ」周辺の環境を整備しました。地面に落ちている枝や蔓をロープで繋ぎ、動物たちが木から木へと行き来できる、いわば天然の歩道橋をチームで作成。人工のものではなく枯れ枝などを利用するのは、土壌の微生物により分解され、自然界へと循環するから。
巣箱の入り口付近がモニタリングできるセンサーカメラを設置し、ワークショップは終了しました。

那須平成の森 国立公園の自然を愉しもう!活動イメージ 那須平成の森 国立公園の自然を愉しもう!活動イメージ

豊かな森を五感で感じ、愉しむ

ガイドウォークに入る前に、輪になって五感で森を感じる「感覚の準備体操」の時間が設けられました。目を閉じ、日差しや風の向きへと顔を向ける。夏鳥やセミの声、キツツキのドラミング、沢のせせらぎ、風が枝をすり抜ける音に耳を傾ける。森で躍動している沢山のいのちの存在を全身で感じ取りました。

「感覚の準備体操」ののち、いよいよレクチャーを交えたガイドウォークがスタート。まずは、オタマジャクシが泳ぐ沢の水に実際に触れながら、森と人間の生活は繋がっていることについて学びました。水は人間の生活にとっても必要不可欠なもの。森に雨が振った際に土に染み込んだ水は、砂や土・岩でろ過されながら、地中へと滲み込んでいきます。また、土の中の微生物も水を綺麗にしてくれるそう。その他にも、水を沢山貯めることができる森の土は、大雨の際に洪水や土砂災害を防いでくれる役割もあるのだとか。

那須平成の森 国立公園の自然を愉しもう!活動イメージ 那須平成の森 国立公園の自然を愉しもう!活動イメージ

森を歩いている間に、ツキノワグマの爪痕が残った幹や、タヌキの「ため糞」など、生き物たちの痕跡を辿りながら様々なお話を伺いました。インタープリターによると、那須平成の森は700種類以上の草木とおよそ3000種類の虫がいる豊かな森なのだとか。その森の中でそれぞれの動植物の役割や、生態系のバランスの維持の重要性について学びました。

例えば、那須平成の森にとっての「キーストーン種」であるキツツキ。子育て用の巣穴を毎年新しく作るため、キツツキの古巣は、自分では穴を作れない他の野鳥や、ムササビなどの樹上動物により再利用されているのだそう。このように、キツツキは森の生物多様性を支えているのです。

那須平成の森 国立公園の自然を愉しもう!活動イメージ 那須平成の森 国立公園の自然を愉しもう!活動イメージ

自然の中の様々な繋がりに気づく

振り返りの時間では、これまでのワークショップとガイドウォークを通して感じたことを共有しました。「アズマヒキガエルは、オタマジャクシから成体になる際にサイズが小さくなることに驚いた。」や「チョッキリやオトシブミなどの昆虫の生きる力に感動した。」、「アニマルパスウェイへの補助ルートを作るワークショップでは、子どもたちの自由な発想力とチームワークにびっくりした。」など、参加者からさまざまな感想が飛び交いました。

本イベントでは、一日を通してインタープリターと共に、愉しみながら自然について学びました。「那須平成の森で得た『自然の中にある様々な繋がりに気づく視線』を身近な自然に向けて欲しい」と、締めの挨拶で語ったインタープリターの「ともみん」さん。自然の中の繋がり、そして人と自然の繋がりを考える大切さを参加者がそれぞれ胸に刻み、帰路へとついていきました。

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自然のいのちを守る人たちを
SUBARUは応援します。
また、お客様に参画していただく活動を
今後も実施していきます。
今回参加が叶わなかったお客様も、
次の機会にぜひご参加ください。

パートナーシップについて

自然公園財団とのパートナーシップ
(那須平成の森)

SUBARUはEV車両「ソルテラ」を提供しています

日々のインタープリターの活動は、その多くが未舗装の森の中になります。
四輪駆動でラフロードにも強い「ソルテラ」は、森の中の移動でも重宝されており、遊歩道の巡回活動やガイドウォークなどの活動にも活用されます。
加えて、インタープリテーションの中で、地球環境に配慮したモビリティの1つとして紹介されることもあるほか、災害時の日光国立公園や那須平成の森における電源車としての活用も期待されています。

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