私たちSUBARUは、20年以上の長きにわたって、「ジャパンカップ」を始めとした、
国内の主要なサイクルロードレースにオフィシャルサポートカーを提供してきました。
サイクルロードレースのサポートは、 SUBARUにしかできないことだと自負しています。
サイクルロードレースのサポートカーには、機材を積む積載性はもちろん、山岳地帯でレース中の選手たちに追従して走れる高い走行性能が求められるため、SUBARU独自の技術であるシンメトリカルAWDと水平対向エンジンが実現する運動性能や動力性能が、サイクルロードレース関係者から選ばれてきました。
SUBARUのクルマが必要とされる限り、SUBARUはサイクルロードレースを応援し続けます。
「マヴィックカー」の愛称と黄色ボディのサポートカーで知られるMAVICは、1889年に創業した、フランスの歴史ある自転車ホイールメーカーです。
1972年、MAVICのスタッフがレースで車両が故障したスポーツマネージャーに自分の車を貸したことに端を発して以来、40年以上にわたって世界のレースをサポート。SUBARU車は1996年から採用されています。
ニュートラルサポートを始めとした活動を通じて、レースだけでなく、すべての人にサイクルスポーツの“楽しさ”を伝えています。
「サイクルロードレースでは、下り坂ともなるとそのスピードは80km/hにもなります。この速度でワインディングを走る選手たちを追従するには、スポーツカーのような性能を持つクルマが必要です。
車種によっては、コーナリングのたびに選手から離されてしまう場面も見られますが、SUBARUのクルマは遅れることなく追従できます。これが、路面をしっかり捉えるシンメトリカルAWDと、加速性能に優れたターボエンジンが持つ、運動性能の高さなのでしょう。特に、アップダウンの激しい南信州やタイトコーナーの続く伊豆で、その真価を発揮してくれます。
またレース中は、ルーフに自転車を2台とホイールを10本、車内にも同じく14本のホイールを積載していますが、これだけの機材を載せていながらピタリと追従できるのは、SUBARU車ならではの性能でしょう。
選手への対応が遅れれば、結果も変わってきます。サポートカーの役割は、チームや機材、国籍に関係なく中立な立場で、トラブルがあった選手を必ず、そして素早くレースに復帰させること。そのためには、積載性能と運動性能は必要不可欠なのです」
ハイパーグライドシステムやシマノトータルインテグレーション(STI)、Vブレーキなど、独自の機構を数多く開発し、高い性能と品質から世界最大級の自転車パーツメーカーとなった、SHIMANO。そのSHIMANOが送るニュートラルサポートチームが「シマノテクニカルサポート」です。日本に新たな自転車文化を創造するため、ニュートラルサポートでレースを支え、サイクルロードレースの世界を支えています。スカイブルーのボディをまとったスバル車が、シマノのサポートカーの特徴です。
ニュートラルサポートは、全選手の動きを把握し、トラブルが起きたら即座に対応しなくてはいけません。どのチームにも対応できるよう、さまざまな種類のパーツを車内に準備しておく必要があるため、積載性やカーゴルームの使い勝手の高さや重要です。それと同時に、サポートカーには、常に選手たちに追従できる走行性能も求められます。
ワゴンとしての使い勝手と、ワゴンらしからぬ走行性能が高い次元で両立されているのが、スバルのクルマ。DITエンジンはパワーがあるだけでなく、レスポンスも良好。シンメトリカルAWDのおかげで、高い速度のまま安定した状態でコーナリングを駆け抜けることができます。
スバルのクルマを一言で表すとすれば、“最強のパートナー”でしょう。クルマのレスポンスが非常に重要となるニュートラルサポートにおいて、スバル車がもたらしてくれる“走りの良さ”はなくてはならないもの。ニュートラルサポートチームとともに、サイクルロードレースの世界にとって、欠かせない存在です。
「自転車レースが行われるステージは、山あり谷ありでロードコンディションも多様な上、最高100km/hを超える高速コースもあります。こうした環境で選手に指示やサポートをしていくためには、タフな環境に対応しつつ、最高160km以上のスピードを瞬時に出せる性能が必要です。
スバルのクルマは、長年ラリーやレースで培ったノウハウを市販車にフィードバックしてきたことでスタビリティが高く、ノーマルのままでも十分、レースに耐えうる仕様になっている点が助かっています。
それに加え、さらに高く評価しているのが『アイサイト』による安全性能。レース中の安全性が非常に高まったことは、レースをする人間として非常に心強いもの。こうした技術を早い段階で普及させてきたスバルは、高く評価されるべきでしょう。
自転車競技に関しても長年に渡りサポートしてもらっていることから、スバルとスバルのクルマには、今後も大いに期待しています」
「世界のレースでいろいろなサポートカーを経験して、スバル車の運動性能と積載性能の高さを実感しています。
直線が多い海外のレースと違い、ツアーオブジャパンのような日本のレースは、ワインディングが中心。こうしたコースでは、足回りやボディ剛性といった、クルマの真価が問われるもの。
レース中、サポートカーは常に選手を追従していかなくてはなりませんが、スバルのクルマは、高速コーナリングでも選手たちに遅れることなく追従できる運動性能を持っています。また、スバル車が持つ高い加速性能は、選手が補給を求めて手をあげたときにも有効です。少しでも早く対応ができれば、レースはそれだけ有利になります。
また、レース中は、自転車だけでなく、タイヤを始めとしたパーツ類、シューズ、ユニフォーム、クーラーボックス……と、多くの荷物を載せるので、積載性能も重要。レガシィもレヴォーグも、運動性能だけでなく積載性能も非常に高く、サイクルロードレースのサポートに最適なクルマだと感じています」