安全な車選びで
失敗しないためには?
専門家とデータで徹底解説!
~実際に車選びで使えるチェックリスト付き~
「安全な車が欲しいけど、どの車が安全なのかよくわからない」「買って失敗したらどうしよう・・・」
安全な車について調べている皆さんはきっと、運転中にヒヤリとした経験をお持ちのはず。また最近では、交通事故のニュースも多く、「次に買う車は安全性の高い車を」と考えている人も多いのではないでしょうか?
でも、いざ安全な車を選びたいと思って調べてみても、実際どの車が自分や家族に合っているのか、迷ってしまいますよね。
「安全な車」というと自動(衝突被害軽減)ブレーキをはじめとする先進安全装備に注目が集まりがちですが、先進安全装備だけでは十分とは言えません。
このわかりづらい「安全な車選び」をわかりやすくして、一つでも多くの事故を減らしたい。
「2030年死亡交通事故ゼロ※」という究極の目標に向かって開発を続けるSUBARUが、このページを通じて、みなさんの「安全な車選び」をお手伝いします。
そのために、自動車の安全の専門家のご意見と、ドライバーへのアンケートや交通事故分析などのデータから、「安全な車選び」に必要なポイントを整理しました。
実際に活用できるチェックリストもご用意しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
※SUBARU車乗車中の死亡事故およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車等の死亡事故ゼロを目指す
PROFILE
島下 泰久(しました やすひさ)
YASUHISA SHIMASHITA
みなさんは、「安全な車」「安全性の高い車」と聞いて、どんな車を思い浮かべるでしょうか?
「自動(衝突被害軽減)ブレーキがついている車」「衝突したときに頑丈な車」・・・おそらく、こんな風にイメージされたのではないかと思います。
もちろん、ぶつからないための自動(衝突被害軽減)ブレーキなど「予防安全性能」や、ぶつかってしまったときの「衝突安全性能」が装備されていることはとても大切です。ですが、単純に「自動(衝突被害軽減)ブレーキがあれば安全」などと言い切ることはできません。「ブレーキがよく効く車を選びましょう」というのも同じで、それはもちろん大事なことですが、「ブレーキがよく効く」だけでは正解とは言えないのです。
まず大切にしてもらいたいのは、
"周囲の状況をつかみやすく、自分の手足のように思った通りに動かせる車であること"
です。それを確かめるために、実際に「きちんと実車を見て、シートに座ってみて、選ぶ」ということをしてみてください。
どんなにたくさんの安全装備がついていても、使いづらく、自分の思った通りに動いてくれなければ、ついている意味は半減してしまいます。また、現代の技術では、どんな先進安全装備もまだまだ完璧ではありませんから、まずは自分で危機を回避しなければなりません。そんなときに、車が思った通りに動いてくれなかったらと・・・考えると、安心できませんよね。
では、「周囲の状況をつかみやすく、自分の手足のように思った通りに動かせる車」とは、具体的にどのようなものを指すのか。私は、次の4つのポイントが高いレベルで実現できていることが重要だと考えています。
これらを順に説明していきますね。
実は、「安全な車」を考えるうえで、何よりも大切なのが視界のよさです。窓が小さな車よりも大きな車の方が視界がよく、運転しやすいことはすぐにわかりますよね。周囲の車の動きも察知しやすく、また歩行者や自転車が飛び出してきたときにも、いち早く気づくことができます。
ですが、必ずしも「視界のよさ=窓の大きさ」だけではありません。車両の先端(ボンネットの先など)がわかりにくい車や、車両感覚(前後左右の距離感)がつかみにくい車は、いくら視界がひらけていても、運転しづらいものです。窓が大きいのはもちろんのこと、窓やミラーから「車両の周囲が見えやすいか」、「ボディの見切りがよく、車両感覚がつかみやすいか」が、大切なポイントとなります。ドアミラーひとつとっても、先端の角が落とされているものや丸められていて狭くなっているものは見づらいですよね。「見えていればいい」ではなく、「きちんと見えて、車両の感覚・周囲との距離感がつかみやすいこと」が大切なのです。
次に大切なのが、ドライビングポジションです。ドライビングポジションとは、運転姿勢のこと。まずは、ブレーキペダルを奥までしっかり踏み込める位置にシートを調整して、ハンドル、ミラーなどの位置を合わせてみてください。
実は運転が苦手だと思っている人の中には、操作しづらい姿勢で運転しているために、車をうまく動かせていない人が少なくありません。そういう人は、正しい運転姿勢をとるだけで、格段に運転がしやすくなります。どんなに車の安全性が高まっても運転するのは自分ですから、いざというときに車を「自分の手足のように思った通りに動かせるか」が重要となります。そのためには、ハンドル・ペダルの操作がしやすい姿勢を保つことが、安全のための第一歩なのです。
「自分の手足のように思った通りに動かせること」が安全につながるというと、「それってどういうこと?」と思われるかもしれません。簡単に言えば「壁の方に、あと30cm寄せてください」と言われたときに、どれだけ簡単に思った通りに寄せられるかという話です。
実際にいろいろな車で試してみると、とくに意識しなくてもスッと寄せられる車と、こわごわと少しずつ確認しながらでないと寄せていけない車があることがわかります。交差点を曲がるとき、狭い道で対向車に道を譲るとき、そして駐車のときなども同様です。「思ったとおりに動かせる」というのは、こうしたときに緊張せずに、自然に操作できることをいいます。
ブレーキやアクセルも同じように、スムーズに減速や停止、加速ができる車と、「ブレーキが思った以上に強く効いてカックンとなってしまう」あるいは、「アクセルを少し踏んだだけなのに、思ったよりも加速してしまう」と感じさせる車があります。「自分の手足のように思った通りに動かせる」というと、スポーツカーの話のように思われるかもしれませんが、実はコレこそどんな車にも当てはまる「安全な車」の基本です。
最新の車の多くには、車間距離を保って前の車についていく「全車速追従クルーズコントロール」や、車線からのはみ出しを防いでくれる「アクティブレーンキープ」など、さまざまな先進運転支援機能が搭載されています。しかし、いくら優れた機能が搭載されていても、機能を容易に使えなければ意味がありません。
スイッチ操作がわかりやすく、そして今、機能がオンなのかオフなのか、前走車に追従しているのか、車線逸脱をしないようアシストしているのかといった「今、車は周囲の何を見て、どんな動作を行なっているのか」が、メーター内の表示などでわかりやすく伝わってくることが大切です。何か意図しない動きがあったときにも、車が自分以上にきちんと周囲の状況を見て、運転支援をしてくれているとわかれば、大きな信頼感に繋がりますよね。
この「先進安全装備が使いやすい・わかりやすい」かどうかを一番大事なポイントとして押さえたうえで、どんなシーンにどんな安全装備が必要なのか?自分に合う安全装備は何なのか?について考えてもらえればと思います。
最初にお伝えした通り、「安全な車」を見極めるには「きちんと実車を見て、シートに座ってみて、選ぶ」ことが何よりも大切です。お話しした4つのポイントを踏まえて、ぜひ販売店などに出向いて実車で確かめてみてほしいと思います。
また、試乗もしてみましょう。はじめて乗る車、しかも自分のものではない車だと不安を覚えるかもしれませんが、買ってから「運転しにくかったかも」と後悔はしたくないですよね。
必ずしも長い距離を運転しなくてもいいと思います。それこそ販売店の駐車場で、車庫入れをしてみるのもありでしょう。
車好きはよく「いい車は50mも走ればわかる」などと言います。50mは少々極端ですが、歩くようなスピードでも、周囲の視界のよさはよくわかりますし、ハンドルやアクセル、ブレーキが思い通りに操作できるかどうかも、雰囲気はつかめます。この時点で「あっ、動かしやすいな」あるいは「周囲の感覚がつかみやすいな」と感じられたなら、そこではじめて路上に出てみるといいしょう。
試乗をすると目新しさに心を奪われてしまったり、瞬間的な加速の鋭さといった印象が強く残ってしまいがちです。しかし、できれば一度、深呼吸して、駐車場から出るときから一つひとつの操作を丁寧に行ない、車の声に耳を傾けてみてください。「発進が滑らかだな」「ブレーキが扱いやすいな」・・・などと確認しながら。いまご自身がお乗りの車を思い出しながら走らせてみてもいいですね。
SUBARUは、この安全についてとても強いこだわりが感じられるメーカーです。実際に試乗してみれば、SUBARUが「0次安全」と呼ぶ視界性能から、万が一のときに役立つ安全装備まで、SUBARUが積み重ねてきた「安全な車」を実感できると思います。
ここからは、日ごろ運転をするドライバーのリアルなアンケートデータと、警察庁や交通事故分析データから、ヒヤリや事故を防ぐために必要な安全装備をご紹介します。
いざというときに、「あの機能があれば・・・!」という後悔はしたくないですよね。
車を運転する人なら、一度は経験している「ヒヤリ」とした瞬間。では、どんなときに「ヒヤリ」としているのでしょうか?全国584人のドライバーを対象にアンケートを実施したところ、思わず「あるある!」「そうそう!」と共感するシーンが浮き彫りになりました。
車、歩行者、自転車の急な飛び出しや出会い頭でのヒヤリが圧倒的に多い結果でした。5位には「雪や雨でスリップで衝突しそうになった」も入っており、突発的な状況や制御が効かない状況でのヒヤリが多いことがわかります。
突然起きてしまう急な飛び出しや出会い頭などのヒヤリハット。経験した方も多いのでは?こういったシーンでの事故は、実は自動(衝突被害軽減)ブレーキがついていても避けることが難しい場合があります。
SUBARUはこういったヒヤリとするシーンの事故を出来る限り減らすことを目指しており、レヴォーグに搭載される最新型のアイサイトは、視野角が大幅に広がったため、対応の難しかった交差点での右折時の直進対向車や右左折時の歩行者・自転車も検知し、衝突回避をサポートしてくれます。
さらに、レヴォーグには前側方レーダーによって前側方から接近する見えない車も検知し、衝突回避をサポートする「前側方プリクラッシュブレーキ」も搭載しており、人の目では確認し難いシーンでの事故回避に向けて一歩ずつ進化しています。
このランキング以外にも今乗っている車に関するアンケートの回答の中には、視界性能に不安や不満を抱いている人が多いこともわかりました。
Aピラー(前面ガラスの枠)が太く右側が見づらい【SUVユーザー】
右折時に死角ができる【軽自動車ユーザー】
左右斜め後ろの視界が悪い【ミニバンユーザー】
SUBARUの車は、視界に徹底してこだわっており、小さな子どもも確認できるよう、前後左右のどのウインドウからでも1m程度の高さの物が視認できるよう設計されています。視界の妨げにならない位置にピラーを配置することにくわえ、内側から見たときに実際よりも細く見えるよう形状を工夫しているのも、こだわりの一つです。
アンケートでは、「今までの運転で、助かったと思う安全性能は?」という質問に対しては、「視界のよさ」の他、「自動(衝突被害軽減)ブレーキ」と答えた人がとても多く、危険を未然に防ぐ視界性能と、万が一のときの先進安全装備の大切さが伺えました。
雨や雪の日の運転については、とくに路面凍結でヒヤリを経験した人が多い結果となりました。天候不良の日は、視界が悪くなるだけでなく滑りやすくもなるため、車の走行安定性が、安全に直結します。そんな場面で安心を感じられるのが、SUBARUの特徴のひとつである、独自の4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」の存在です。
SUBARUは4WDの先駆者として50年近く技術を磨き続けており、水平対向エンジンを核としたメカニズムが左右対称・一直線にレイアウトされるこのシステムは 、4輪にバランスよく荷重がかかり、エンジンのパワーをムダなく均等に路面につたえることができます。「シンメトリカルAWD」により、雪道や泥道などの悪路から、雨に濡れた道、高速道路まで、さまざまな道を安定して駆け抜けることができるのです。
「ヒヤリとしたシーン」に続いて、次は「ヒヤリとした経験のある場所」を見てみましょう。
細い路地や住宅街、狭い十字路やT字路などが圧倒的に多い結果でした。4位には高速道路も入っており、見通しの悪い道路やスピードが速い道路などでのヒヤリが多いことがわかります。
狭い道は、歩行者や自転車の横断や追い越し、対向車とのすれ違いなど、さまざまなヒヤリが起こる場所です。
こうした場面では、「自動(衝突被害軽減)ブレーキ」が歩行者や自転車に対応していることが大切です。「自動(衝突被害軽減)ブレーキ」といっても、実は自転車に対応していないものも。SUBARUのアイサイトは、自転車まで対応し、安全運転をサポートします。
「ヒヤリとした経験のある場所」として、高速道路に関連した回答も多く寄せられました。スピードが速い高速道路は、ちょっとしたヒヤリが大きな事故につながる可能性もあるものです。高速道路では、「全車速追従機能付クルーズコントロール」や「車線逸脱抑制機能(レーンキープ)」といった先進安全装備をフル活用することで、安心感を高めることができます。
SUBARUでは、0km/h~約120km/h*の幅広い車速域でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動でアシストするアイサイト・ツーリングアシストや、GPSや地図データを駆使し、より高度な運転支援を実現するアイサイトXを開発。アイサイトX搭載車には、方向指示器(ウインカー)を操作するだけで、システムがステアリングを制御して車線変更のアシストを行う「アクティブレーンチェンジアシスト」、カーブや料金所の前で減速する「カーブ前速度制御・料金所前速度制御」など、さまざまなサポート機能を搭載し、高速道路でのヒヤリを低減します。
「ヒヤリとした場面」「ヒヤリとした場所」のどちらの場合も、視界性能のよい車なら、見落としを防げたり発見が早めたりできる可能性が高くなります。万が一、衝突しそうになったときには、自動(衝突被害軽減)ブレーキがあれば、衝突の回避・低減もできるでしょう。
SUBARUのアイサイトやアイサイトXのように、検知できる対象や範囲が広がれば、その安心感はさらに高まります。自動(衝突被害軽減)ブレーキは、今や多くの車に搭載されるようになりましたが、ヒヤリとする瞬間をさらに減らして安心感や安全性を高めるには、検知対象や範囲、機能をよくチェックしておく必要があるといえます。
自動(衝突被害軽減)ブレーキの普及や衝突安全性の高まりにともなって、交通事故件数や死者数は大きく減りました。交通事故発生件数は、2004年の952,720件をピークに2020年は309,000件に。1万人を超えることもあった死者数は、はじめて3,000人を切り2,839人にまで減っています。
とはいえ、交通事故はいつ自分に降りかかってくるかわからないもの。ここでは、知っておきたい交通事故にまつわるデータを紹介するとともに、「安全な車」を選ぶポイントをお伝えします。
一口に交通事故といってもその種類や原因はさまざまです。交通事故の種類、原因について事故データからみてみましょう。
すべての交通事故のうち、もっとも多いのが「追突」で事故全体の1/3を占めます。ついで多いのが「出合い頭の事故」、そして「右・左折時衝突」。追突が一番多いのは、少し意外かもしれません。
出典:内閣府 令和元年交通安全白書(全文) 第1編 陸上交通 第1部 道路交通 第1章 道路交通事故の動向 第2節 平成30年中の道路交通事故の状況
実は、追突事故の原因で一番多いのは「わき見運転」です。わき見運転時の追突は、ほんのちょっとした瞬間に起こるもの。たとえば、カーナビの画面を見るときやエアコンの操作をするときにも、視線は外れます。気を引き締めて運転することはもちろんですが、ドライバーの意識だけで防げないのが交通事故というもの。カーナビの画面が見やすいことや、さっと手を伸ばした位置にスイッチで配置されていることなど、運転席まわりのレイアウトも重要です。
たとえばSUBARUなら、カーナビの画面をメーターと同じ高さに配置して、大きく視線を動かさなくても確認できるようにしたり、エアコンなどのスイッチを一箇所にまとめたうえで、直感的に操作できる大きなサイズにしたりといった設計をしています。
自動(衝突被害軽減)ブレーキやアダプティブ・クルーズ・コントロール(追従機能)の普及も、追突事故の低減に貢献しています。SUBARU車を例にすると、「アイサイト搭載車 追突事故発生率0.06%」※というデータがあるほどです。
近年、よく聞く「ペダル踏み間違い」。ニュースでもよく聞くように、「ペダル踏み間違い」による事故は、圧倒的に75歳以上の高齢者により起きています。発生場所は、主に駐車場内。高齢化による認知機能の低下にくわえ、ミラーや目視で後方確認をする際、身体をひねるなどしたときに起こることが多いと分析されています。
では、ペダル踏み間違い事故を防止するには、どんな車を選ぶべきでしょうか?ポイントは2つ。「操作しやすいペダル配置」と「先進安全装備」です。
「操作しやすいペダル配置」とは、足をまっすぐ伸ばした自然な位置にブレーキペダルがあることを言います。車種によってはペダル位置が偏っていて、足を斜めにしなければ踏めない場合や、ブレーキとアクセルの位置が近すぎる場合も。ペダル配置も試乗時のチェックポイントのひとつです。
また、「AT誤発進抑制制御」や「AT誤後進抑制制御」と呼ばれる先進安全装備がついているかも、確認しておきましょう。前や後に障害物がある場合や急アクセルを検知した場合に、急発進を抑制してくれる装置です。
右折時に直進してくる対向車と衝突する事故を「右直事故」といいます。「右折が苦手」という人も少なくありませんが、運転が得意な人にとっても車線の多い道路で右折をするときは、とくに緊張するものです。
その原因のほとんどは「発見遅れ」。右折待ちをする対向車に隠れて直進車が見えづらかった、右折先の横断歩道の歩行者に気を取られていたりする中で、直進車の「発見」が遅れてしまいがちなのです。
直進車の「発見遅れ」は、年齢によらず起こっています。つまり、誰もが「発見遅れ」をする可能性が十分にある、ということ。「発見遅れ」を減らすためには、島下さんのご説明にもあった通り、視界性能のよさが大切です。
また、より広範囲の前側方を検知する「自動(衝突被害軽減)ブレーキ」が搭載されていると、より安心です。
とはいえ、事故を100%防ぐのはまだまだ難しいのが現状。起こさないことが一番ですが、万が一のことも考えることが大切です。
皆さまは、「衝突安全」という考え方をご存じでしょうか?ぶつかってしまったときに乗客を守る、さまざまな安全装備があります。
たとえば、乗客をカゴのように守る固いフレームでできているかどうか、ドアが車内に入り込むことを防ぐリヤドアキャッチャーがついているか、後部座席まで守るカーテンエアバッグが搭載されているか、など。
これらの「万が一のときに守ってくれる安全装備」も、ぜひチェックしてみてください。
SUBARUは、まだ衝突安全という考え方そのものが世の中に浸透していなかった1960年代から、歩行者保護をも含めた独自の衝突安全試験を実施するなど、万が一のときの安全にもこだわってきました。
衝撃を吸収するように作られたボディ構造や、万が一の全面追突時にエンジンが運転席に食い込まないように工夫された配置、横からの追突や横転時も乗客を守る硬いフレームなど、安全へのこだわりが生んだSUBARUの衝突安全性能は、日本だけでなく世界中の第三者評価機関から、高い評価を獲得しています。
交通事故はおよそ7割が日中に発生しています。しかし、死亡事故の過半数が夜間に起きているのです。交通量の少ない夜間は、歩行者などを発見しにくくなるばかりか、走行スピードが速くなるため、事故が重大なものになる傾向があります。
夜間の事故に対しては、視界性能だけでなく、明るい視界を保つことも重要です。SUBARUでは、対向車や先行車の位置を検知して、ハイビームの照射範囲をコントロールすることで、前方車両に眩しさを与えることなく常に明るい夜間視界で走行できる「アダプティブドライビングビーム」やステアリングの動きに合わせて進行方向を照射する「ステアリング連動ヘッドランプ」を用意しています。
また、自動(衝突被害軽減)ブレーキは、夜間でも歩行者や自転車を検知できるものが理想的です。
自動(衝突被害軽減)ブレーキをはじめ、近年の車には事故を未然に防ぎ、もし衝突したときにも被害を軽減する「予防安全装備」「先進安全装備」が、搭載されるようになりました。実際に、自動(衝突被害軽減)ブレーキの有無により追突事故が半減しているというデータもありますし、ペダル踏み間違い事故も衝突回避や被害低減ができるようになっています。
また、自動(衝突被害軽減)ブレーキなど先進安全装備を含めた「予防安全性能」や、万が一のときのための「衝突安全性能」は、国土交通省や独立行政法人自動車事故対策機構が公表する「自動車アセスメント(JNCAP)」など、第三者機関による評価を見ることもできます。
「安全な車」を選ぶ上では、これらの評価内容をチェックしてみるのも、ひとつの手段としてオススメです。
SUBARUはこのJNCAPで、2011年より創設された「新・安全性能総合評価ファイブスター賞」を多くの車種が獲得しているほか、2016年度にはインプレッサ、SUBARU XVが過去最高得点を獲得し、大賞および特別賞を受賞。さらに2018年度にはフォレスターも大賞を受賞するなど、多くの車種において高い評価をいただいています。
いかがでしたでしょうか。
わかりづらい安全な車選びを、専門家の島下さんのご意見と、ヒヤリや事故などのデータから、徹底解説しました。
出てきたチェック項目をすべてまとめた、チェックリストを作りましたので、ぜひ参考にしてみてください。
島下さんもおっしゃってくれた通り、このチェックリストを持って、実際に「きちんと実車を見て、シートに座ってみて、選ぶ」ということをしてみてください。
航空機メーカーを前身にもつSUBARUは、100年も前から、いのちを守る「安全」というテーマと徹底的に向き合ってきました。このチェックリストが、みなさんのお役に立てるよう、願っています。
SUBARU最高峰の走りを心ゆくまで愉しむための安全性能を搭載。「安心と愉しさ」を究極に突き詰めたスポーツモデル。
走る愉しさを高い次元でサポートする最先端の運転支援システムに加え、人とクルマの一体感が作り出す高いパフォーマンスと優れた実用性を兼ね備えた、スポーティモデル。
SUBARU最高峰の運転支援システム「アイサイトX」搭載に加え、上質さと走破性を併せ持つ走行性能を実現した、新しい豊かさをもたらすSUBARUのフラッグシップSUV。
最先端の先進安全性能と、ワゴンならではのツーリング性能、ユーティリティを兼ね備えたSUBARUのフラッグシップワゴン。
世界トップレベルの総合安全性能と、クラスを超える動的・静的質感を実現したスポーツハッチバック。
SUVらしいタフなデザインと圧倒的な走破性をはじめとする高い基本性能を備えた、冒険心を掻き立てる本格SUV。