最初に、どんなクルマを作るかを検討します。今ある車種をモデルチェンジする場合も、
新型車を開発する場合も、まずはここから始まります。
お客様がどんなクルマに乗りたいかを調べたり、新しいクルマに求められている技術の研究・開発をし、それをもとにどんなクルマを作るか考えます。
企画をもとに、クルマのデザイン・設計を行い、試作車を作って実験をします。
必要に応じてデザイン・設計を改良しながら完成に近づけていきます。
決定した企画をもとにデザイナーがスケッチを描き、それを3Dモデルにして検証を行います。候補が絞り込まれたら、粘土で実物大のクレイモデルを作ります。
パワーユニットや乗員の配置から、エンジンやトランスミッションはもちろん、外装・内装のパーツまで、自動車を構成するたくさんの部品の設計も同時に行います。
求められている性能や生産時の工程も検討しながら、CADなどを使って設計します。
試作車を作り、何百種類にも及ぶテストを受けます。
走行テストや衝突試験だけでなく、荷室に荷物を積む、クルマの乗り降りなど試験内容は多岐に渡り、試作と試験を繰り返して改良を重ね、完成度を高めていきます。