トピック

レガシィ アウトバックで行く夜空観察

星と、SUBARUと。

トピック | 2025/01

カートピア 焚き火と夜空とレガシィ アウトバック | SUBARU

SUBARU車のオーナメントに燦然と輝く六連星。そう、「すばる」とは星の名前。プレアデス星団と呼ばれる星の集団です。空気が澄み渡る冬、太陽が沈むと次第に現れる星々を観察しに、愛車で出かけてみませんか。アウトドアに精通するデジタルライターの湯浅顕人さんが壮大な夜空を見上げる楽しさへと、今宵、いざないます。

寒い冬こそ、愛車で星空観察を


冬は外出を控えがちになるもの。通勤用でなければ、クルマが駐車スペースに置きっぱなしになっているという方も多いのではないだろうか。でもせっかくクルマを持っているのだから、冬にもなにか楽しいことができないかな? と思っている方もまた多いはず。そんな方々にお勧めしたいのが、星空観察だ。「天体観測」と言ってしまうと、なにやら大げさな気がする。深い知識とか本格的な機材とかが必要になりそう。しかし私がやっているのは、要するに夜空を見上げて適当に星を眺めるだけ。「星空観察」くらいの表現がふさわしいだろう。

カートピア 星空の下、三脚に取り付けたカメラを構えるデジタルライターの湯浅顕人さん。 | SUBARU
大気の澄んでいる冬こそ、星空観察に最適な時期。星空撮影に適した機材を持ち込めば、美しい星空を撮影することもできる。寒い屋外で長い時間を過ごすことになるので、防寒はしっかりと。

星を眺める時に感じること


星を眺める魅力はいろいろあるが、一番大きいのは「土地の違い」を感じられることだ。都市部と郊外や山間部では星の見え方が全然違う。旅行や出張で都市部を離れたとき、星を見上げると「遠くに来たなあ」ということを実感できる。そして季節によっても見え方が違う。同じ土地を再訪したときも、季節が違えば違う光景が見られるのだ。

カートピア レガシィ アウトバックの隣にテント、焚き火を設営し、星空をスマートフォンで撮影する湯浅さん。 | SUBARU
レガシィ アウトバックとともに星空観察へ。舗装されてない道のドライブも、さまざまな道具の積載も余裕でこなしてくれる。

レガシィ アウトバックで冬のフィールドへ


特に冬は夜の時間が長く大気が澄んでいるため、星空観察には最適の季節。だから「冬こそ」といえるのだ。とはいえ冬は寒いから、クルマで行くことの意味が出てくる。目的地までドア・ツー・ドアで行くことができ、防寒具や撮影機材も豊富に積めるからだ。

というわけで、SUBARUのフラッグシップモデル「レガシィ アウトバック」(以降、アウトバック)を駆って星空観察に出かけることにした。

カートピア 砂利道を走行するレガシィ アウトバック。 | SUBARU
レガシィ アウトバックは最低地上高213mmを確保し、4輪にバランスよく荷重されるシンメトリカルAWDや悪路走破性を高める制御システムX-MODEで、舗装路でも悪路でも安心して走ることができる。

積載性能が抜群だから、必要なものをどんどん積める


星空観察をするには、さまざまな装備が必要になる。天体望遠鏡やカメラといった観察道具や、泊りがけになるのでテントや寝袋といったキャンプ道具、そして冬は防寒のための衣類や焚き火台なども必須だ。

積載容量の少ないクルマだと、荷物を積み込むときに「なにを持っていかないか」を考えるのに苦労する。思い切って置いてきた道具が、現地で「アレはやっぱり持ってくればよかった」となることもしばしばだ。

しかしアウトバックのカーゴルームは広い。何も考えずに必要なものをどんどん積み込んでいたら「あ、全部入った」となり、とても楽な準備作業だった。

カートピア レガシィ アウトバックのカーゴルームにたくさんの荷物が積み込まれている様子。 | SUBARU
大容量のカーゴルームは、開口部が広く積み下ろしもしやすい。椅子、テーブル、テント、寝袋、クーラーボックス、コンテナが、後部座席を倒さずに積めた。

荷室のユーティリティを拡げる、スマートリヤビューミラー


カーゴルームの広さをさらに後押ししてくれるのが、「スマートリヤビューミラー」の存在。ルームミラーの位置にあるモニターに後方カメラの映像が表示されるため、カーゴルームの天井まで荷物を積んでも後方をしっかり確認できるのだ。そのため、後部座席を倒さなくてもかなりの容量が確保できる。

カートピア スマートリヤビューミラー | SUBARU
カートピア 大判のブランケットに包まれた天体望遠鏡が、レガシィ アウトバックのカーゴルームに積まれている様子。 | SUBARU
天体望遠鏡のように長いものも横向きに積載できる。

アウトバックなら気軽な星空観察もおすすめ


ところで「積載容量の多さ」を語っておいてなんだが、もっと気軽に星空観察をしたければ荷物を減らすこともできる。たとえば肉眼で観察するだけなら天体望遠鏡もカメラも三脚も不要だ。また、車中泊をするならテントもいらない。そんなときにもアウトバックの強みが発揮されて、カーゴルームが広いだけでなくフラットだから、後席を倒せば車中泊にも適しているのである。アウトバックなら、せいぜい防寒のための衣類と毛布を多めに積む、くらいの準備でも星空観察に出発できるのだ。

細かいところに快適装備

カートピア レガシィ アウトバックのカーゴルーム右手にあるUSBソケットにポータブル電源を差し込んで充電している様子。 | SUBARU

カーゴルームにカーアクセサリー用の電源ソケットがある。Wi-Fiルーターやポータブル電源など「手元になくていい機器」を後部で充電できるので、運転席周りをゴチャつかせずにすむ。

カートピア 大きな荷物を抱えて両手が塞がった状態で、レガシィ アウトバックの後部にあるエンブレムに腕をかざす湯浅さん。 | SUBARU

手や腕を後部エンブレムにかざすと自動的に開くパワーリヤゲート*は、一人で大きな荷物の積み込みをするのに便利だった。

*一部グレードはメーカー装着オプション。

下準備は明るいうちに済ませておく


さて、キャンプ場に着いたら明るいうちに準備を済ませておこう。テントや天体望遠鏡の設置は、暗くなると苦労する。また、初めて使う道具があれば、明るいうちに何度も使って慣れておくといいだろう。トイレや水場なども、暗くなってからヘッドライトだけで行くのは難しいので、明るいうちに一度行っておきたい。

準備ができたら、あとは暗くなるのを待つだけ。夜通しの観察になるかもしれないので、仮眠しておくのもいいだろう。

カートピア 天体望遠鏡の準備をしている湯浅さん。 | SUBARU
天体望遠鏡は、スコープテックの「アトラス80」。このクラスとしては安価ながら、星をしっかり見られる品質を持つ。今回はオプションの光学ファインダー(目的の星を見つけるスコープ)も使用した。

すばるを見つけてスマホで撮る


せっかくSUBARUのクルマで星空観察をしているので、やはり「すばる」を撮影したい。スバリストの方はよくご存知のことと思うが、すばるとはいくつかの星が密集した「プレアデス星団」の和名だ。

すばるを見つけるには、まず肉眼でオリオン座を探す。だいたい南側の空にあるはずだ。そのオリオン座の三連星が並ぶ方向に視線を移していくと、赤橙色に輝く牡牛座の一等星「アルデバラン」が見つかる。そのまま同じ方向に視線を移していくと、青白い星の集団がある。これがすばるだ。

すばるに限らず、星を探すのに便利なのが天文アプリ。空にスマホのカメラを向けると、その方向にある星の名前を画面に表示してくれる。ここでは「Stellarium Mobile」を使用した。天文アプリを起動した状態でスマホを動かし、画面にすばるを表示させる(天文アプリでは「M45」という表記になっていることが多い)。そのままスマホを動かさずにカメラアプリを起動すれば、すばるを撮影できるわけだ。

撮影できた写真はこちら!


当日撮影したすばる。SUBARUのエンブレムにもある六連星が確認できる。機種や天候によってはうまくいかないこともあるが、いろいろな設定でシャッターを切ってどんな写真が撮れたか確認する、という過程のワクワクを楽しんでほしい。

カートピア iPhone 15Proで撮影した星団「すばる」。 | SUBARU
iPhone 15Proの場合。矢印が指し示す星団が「すばる」だ。

アウトバックは頼もしく優しい相棒


レガシィ アウトバックでの星空観察ドライブは、都市部の道路では運転支援機能に助けられた。青信号になったのに発進が遅れたり、車線変更する先に他のクルマがいたりすると注意してくれる。車線をはみ出しそうになるとハンドルにクッと力が入って修正してくれる。一人での運転だったが、まるで助手席に「アウトバックさん」がいて、なにかと世話をしてくれているような感覚だった。

そして山間部やキャンプ場では、ぬかるみやデコボコ道をものともしない安定した走破性能に助けられた。

自分で勧めておいてなんだが、冬の星空撮影やキャンプは楽しい半面、悪路や寒さなど厳しい状況に直面することもある。アウトバックはそんな状況を一緒に乗り越えてくれる、優しくも頼もしい相棒となる。

星空観察をサポートしてくれるアウトバックの装備

カートピア シートヒーターが作動している際のスイッチ。 | SUBARU

冬の星空観察では、かなり気温の低い状況で走行することになる。そんなときにありがたいのが、アウトバックのステアリングヒーターやシートヒーター。手足をピンポイントで直接温めてくれるので、エアコンと合わせて使えばいっそう効果的だ。

カートピア レガシィ アウトバックのサンルーフ。 | SUBARU

アウトバックではサンルーフ装着車も選択可能。車内から天空を見上げて星空観察ができるので、風の強い日などは特に、屋外よりずっと快適に過ごせるだろう。

プロフィール

カートピア 湯浅 顕人 フリーライター | SUBARU
湯浅 顕人 YUASA Akito

フリーライター

パソコンをはじめとするデジタル機器の解説や、オーディオ・ビジュアル機器の評価を中心に活動。趣味は登山・キャンプ・ダイビングなどで、キャンプ関連の執筆も多い。アウトドアでもデジタル機器を駆使して快適に過ごす、ストイックでないスタイルが好き。

今月乗った車

カートピア LEGACY OUTBACK | SUBARU
LEGACY OUTBACK

全長×全幅×全高 /
 Limited EX:4870×1875×1675mm
 X-BREAK EX:4870×1875×1670mm
最低地上高 / 213mm
エンジン / 1.8L DOHC 直噴ターボ“DIT”
トランスミッション / リニアトロニック
駆動方式 / AWD(常時全輪駆動)
タイヤサイズ / 225/60R18

カートピア レガシィ アウトバックの詳細はこちら | SUBARU
カートピア レガシィ アウトバックを見積もりシミュレーション | SUBARU

Photographs●福永 仲秋
Text●湯浅 顕人
撮影協力●朝霧ジャンボリーオートキャンプ場
天体望遠鏡提供●株式会社スコープテック

※こちらの記事は2025年冬号に掲載した内容です。

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