この秋は、アートを観てまわる旅!男木島&女木島1day trip

Special

秋から始まる芸術祭シーズンに先駆け、瀬戸内国際芸術祭を取材!今回は、春夏秋を通して舞台となった12の島と2つの港の中から、島気分がたっぷりと満喫できる男木島&女木島をご案内します。

高松と男木島、女木島を結ぶ雌雄島海運のフェリー「めおん」号。
女木島の港と鬼の像

一日でめぐれる、男木島&女木島

男木島と女木島は高松港からすぐ。
高松港からでるフェリー「めおん」で向かいます。
同じ航路上にあるので1日で両島をめぐるのがおすすめ。
フェリーは20分ほどで女木島に到着。
防波堤では鬼がお出迎えです。

女木島のおおて
女木島に設置された瀬戸内国際芸術祭の作品「カモメの駐車場」木村崇人
女木島に設置された瀬戸内国際芸術祭の作品「カモメの駐車場」木村崇人を撮影する女性

鬼ヶ島伝説のある島。女木島。

フェリーからも目に入るのが、ずらりと並んだカモメ
民家を海風から守るために積み上げられた石塀「おおて」。
その向こうに拡がるのが、女木島。人口は約180人。
海辺は古くから海水浴場として賑わってきたのだとか。
島中央には海賊の根城跡といわれる鬼ヶ島大洞窟があります。

瀬戸内国際芸術祭の作品、「feel feel BONSAI」平尾成志×瀬ト内工芸ズ。 / 香川県盆栽生産振興協議会
瀬戸内国際芸術祭の作品、「feel feel BONSAI」平尾成志×瀬ト内工芸ズ。 / 香川県盆栽生産振興協議会

古民家や旧校舎がアートの舞台。

香川が世界に誇る松盆栽、その過去、現在、未来を見せる
feel feel BONSAI は栗林公園から移築した古民家が舞台。
盆栽が浮いてる?お風呂場まで盆栽に!驚きの連続です。
休校中の小学校にあるのは大竹伸朗の「女根/めこん」。(動画)
独特の世界がひろがっています。

レストランイアラ女木島の外観
レストランイアラ女木島の夏のランチ

瀬戸内の食材を活かした創作料理をランチに。

お昼にいただいたのは、レストランイアラ女木島。
旬の魚と女木島の柑橘を使った「瀬戸前寿司」がメイン。
食卓のすぐ横は、レアンドロ・エルリッヒの作品
瀬戸内の食とアートを一ヶ所で堪能できます。

男木島案内所、ジャウメ・プレンサ「男木島の魂」
男木島の路地をオンバを押してのぼる女性

坂と路地とおばあちゃんのオンバ。男木島。

男木島へは女木島から、さらにフェリーで20分。
案内所でもあるジャウメ・プレンサの作品越しに、
急斜面にぎっしりと立ち並んだ家々が見えます。
細く入り組んだ路地。その多くが急斜面。おばあちゃん達が、
オンバ」と呼ばれる手押し車を押しながら行き交います。

瀬戸内国際芸術祭出品作品「男木島 路地壁画プロジェクト wallalley」眞壁陸二
瀬戸内国際芸術祭出品作品「男木島 路地壁画プロジェクト wallalley」眞壁陸二

迷路のような路地を歩けば。

細い路地の所々に、カラフルな壁画。眞壁陸二の作品です。
男木島では空家となった民家や蔵にも作品があります。
そんな作品のひとつ、松本秋則の作品は竹のサウンドオブジェ。(動画)
いつまででも見ていられそう。

瀬戸内国際芸術祭出品作品「カレードスコープ ブラック&ホワイト」川島猛
瀬戸内国際芸術祭出品作品「部屋の中の部屋」大岩オスカール
瀬戸内国際芸術祭出品作品「部屋の中の部屋」大岩オスカール

床も、壁も、壁も、床も・・・・。

黒と白の線と面で構成されたドローイングが、床、壁、天井を
埋めつくす川島猛の作品も、元民家の中にあります。
9.11の経験から生まれたものだそう。
大岩オスカールの作品は写真で見ると一見何の変哲もない部屋。
でも実際には床が壁。壁が床。部屋が90度回転しているのです。

瀬戸内国際芸術祭会場の男木島の猫
男木島から望む瀬戸内海
フェリーから望む男木島

猫の眠る路地を下りながら。

看板と地図を見ながら、細い坂道を曲がったり、登ったり。
男木島では、そこかしこから海が見えます。
狭い斜面に並んだ民家はまるで島に抱かれているよう。
そんな民家に抱かれるように、猫も眠ります。
港を離れるフェリーから、また来ようと振り返らずにはいられない、男木島&女木島 1day tripでした。

Info.
瀬戸内国際芸術祭2016

会期
2016年10月8日[土]- 11月6日[日]30日間

開催地
直島 / 豊島 / 女木島 / 男木島 / 小豆島 / 大島 / 犬島 /
本島[秋のみ] / 高見島[秋のみ] /粟島[秋のみ] /
伊吹島[秋のみ] / 高松港・宇野港周辺

http://setouchi-artfest.jp/

瀬戸内国際芸術祭会場と男木島
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