アクセサリー
開発者インタビュー:新型フォレスター

従来の強みである機能性を磨きつつ、デザインを刷新、上質さと逞しさを兼ね備えた新型フォレスター。フォレスターをもっとタフに、もっと使いやすくするために、多彩なアクセサリーパーツを展開します。今回アクセサリーの企画・開発を担当したSUBARU 近藤、須崎、スバルテクニカインターナショナル(以下STI)森田に新型フォレスターのアクセサリーのコンセプトや特長、開発に込めた想いについてインタビューしました。
♯01:Concept
“FUN”ction ― ワクワクと機能性。
デザインをはじめすべてが大きく刷新された新型フォレスターですが、アクセサリーのコンセプトを教えてください。
近藤 新型フォレスターのアクセサリー企画のコンセプトは「”FUN”ction」です。この言葉には2つの意味を込めました。ひとつは「見てFUN(愉しい)な気持ちになる、選ぶ際にワクワクするような」アクセサリー。もうひとつは「実際にどんどん使ってみたくなる、Function(機能性)を備えた」アクセサリー。この2つの要素を兼ね備えた商品を企画・開発してきました。

PHOTO:X-BREAK S:HEV EX リバーロック・パール(有料色) ▶アドベンチャースタイルパッケージ、アドベンチャースタイルパッケージ(デカール)、アクセントカラーパッケージ(ターコイズ)、ベースキット、アルミホイール 18インチ、ホイールデカール 18インチ、Thule Caprock ルーフプラットフォーム S、Thule UpRide 599
須崎 新型フォレスターがお客様の気持ちや行動を後押しし、これまでできなかったことができるようになったり、行けなかった場所に行けるようになったりという「成功体験」につながるようなコンセプトをアクセサリーのデザインにも落とし込んでいます。お客様がひと目見たときにドキッとするような、そんな攻めのデザインにチャレンジしました。

画像はイメージです
♯02:Styles
アクセサリーで実現する、3つの個性豊かなスタイル。
今回、アイテムを組み合わせて3つのスタイルの提案をしていますが、こちらの紹介をお願いします。
近藤 今回新型フォレスターではX-BREAK、Premium、SPORTという3つの個性に応じたグレード構成としています。これらにアクセサリーを装着することで、それぞれのグレードが持っている個性をより際立たせたスタイルが実現できるよう、ご提案しております。
近藤 まず「X-BREAK」におすすめのスタイルです。X-BREAKの世界観を更に深めてくれる、ラギッドさを前面に押し出したデザインのフロントグリルや18インチアルミホイール(マットブラック塗装)という象徴的アイテムを軸に、人目を惹く高いデザイン性と機能性/実用性を両立させ、アクティビティでも活躍してくれるプロテクター類で脇を固めたスタイルを提案させていただいています。

PHOTO:X-BREAK S:HEV EX リバーロック・パール(有料色) ▶アドベンチャースタイルパッケージ、アドベンチャースタイルパッケージ(デカール)、アクセントカラーパッケージ(ターコイズ)、ベースキット、アルミホイール 18インチ、ホイールデカール 18インチ、山デカール(写真はデナリ山)
近藤 新たなアクセサリー開発理念に基づいて企画開発した「BOOST GEARコンセプト」を、2023年と2024年の東京オートサロンにて展示しました。これを新型フォレスター向けに発展させ、よりアクティブに、よりアドベンチャーイメージに仕上げました。コンセプトモデルで好評だったボディサイドプロテクターやフロントグリルなど、SUVらしい逞しさにつながるアイテムを商品化しています。また安心・安全を掲げるSUBARUの理念に沿った意味合いを持つターコイズカラー(※)をシンボルカラーとして引き続き使用しています。ただのアクセントに留まらないよう、例えばホイールデカールはホイールバルブの位置にのみ貼ることでその位置を明確に示すなど、デザイン性と機能性の両立に注力しています。(※ターコイズの石言葉は「旅の安全」、「不運を祓う」)
近藤 続いて「Premium」におすすめのスタイルですが、Premiumグレードは「クラフト感」や「先進感」をテーマにしていますので、アクセントとなるシルバーのガーニッシュアイテムや足元を引き締めるダークグレーメタリックのアルミホイールを組み合わせることで、より洗練された、都会の街並みにも合うスタイルをご提案しています。

PHOTO:Premium S:HEV EX クリスタルホワイト・パール(有料色) ▶アクセントカラーパッケージ(シルバー)、ベースキット、アルミホイール 19インチ
森田 「SPORT」におすすめのスタイルとして、STIで「5つの調律」をキーワードにパフォーマンスパーツを開発・提案しています。SUBARU、STIで参戦しているSUPER GTやニュルブルクリンク24時間レースなどのモータースポーツで得た知見・データを活用して形状等を決めています。例えばフロントアンダースポイラーです。従来モデルが左右と中央の3つのパーツに分かれているのに対して、新しいモデルではスポーツ性能をさらに高めるために最適化を図り一体形状へと変更しています。

PHOTO:SPORT EX マグネタイトグレー・メタリック ▶STI エアロパッケージ(ブラック)、ベースキット、STI ルーフスポイラー、STI アルミホイール 18インチ ブラック、STI パフォーマンスマフラー
近藤 「SPORT」グレードが持つスポーティな佇まいを際立たせながら、実際に空力性能や操縦安定性を向上させ、ドライビングフィールを高めるパフォーマンスパーツをご用意しています。
♯03:Items
新型フォレスターの魅力・価値をさらに高める、多彩なアクセサリー。
新しいアイテムが多数、発売されています。特に工夫したものやおすすめのアイテムを教えてください。
Adventure Style Package
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フロントグリル
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ランプサイドプロテクター
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ボディサイドプロテクター
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ルーフエッジロテクター
Adventure Style Package(Decal)
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フードデカール
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ドアアンダーデカール
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リヤゲートデカール
近藤 エクステリアで紹介したいのは、「アドベンチャースタイルパッケージ」です。フロントグリルとランプサイドプロテクター、ボディサイドプロテクター、ルーフエッジプロテクターを組み合わせたパッケージと、フードデカール、ドアアンダーデカール、リヤゲートデカールのパッケージの2種類をご用意しています。フォレスターと「どこでも行け」て、「どんな場面でも」頼もしく使える。そんなイメージをさらに際立たせるアピアランスと、各アイテム従来の役割のみに留まらないプラスαの機能性。これらの要素が、フォレスターとのワクワクする体験を、様々な場面でお客様にもたらしてくれると思います。
近藤 また、デザインや造形でこだわったのはフロントグリルとアルミホイールです。スケッチ原案から3Dデータを制作する際に、ただ平面を三次元にするのではなく、車両の3Dデータと組み合わせながら作りこむことで、実際の製品になったときのマッチングや立体感を強く感じていただける仕上がりとしています。

アルミホイール 19インチ
荷室大活用 Package
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ユーティリティフック
(カーゴサイド用) -
ユーティリティバー
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カーゴシェルフボード
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SUBARUオリジナル
ストレージバッグ
近藤 荷室周りでおすすめしたいアイテムは「荷室大活用パッケージ」です。新型フォレスターの特長のひとつとして広いカーゴルームがありますが、これをさらに活用して使い切る、というコンセプトのパッケージとなっています。SUVらしい高さのあるカーゴルームを上下二層に仕切って使うことができますので、荷物を仕分けて積載するなど、より立体的に工夫しながら収納し、新型フォレスターのカーゴルームの広さを最大限活用することができます。
須崎 私が一番注力したのは実はユーティリティフックなんです。最初の企画段階では既製品を使用する予定でした。しかしその使い勝手があまり良くなく、最終的に自分たちで作ろうということになりました。これは実体験に基づくんですが、持っているカラビナを車の中で使おうと思っても上手く使えないことが多くて。アクティビティを楽しんでいる人はカラビナなどのアイテムを複数持っている方が多いと思うんですけど、私自身デザインから試作と検証を重ねて、そういったアイテムを使えるようなデザインにしました。

ユーティリティフック(カーゴサイド用)
須崎 縦からでも横からでもカラビナやフックなどを通せたり、返しの部分でロープやバッグを掛けられたり、ユーティリティバーを使うときもこのフックが起点になったり。実際のフィールドに出て、いろいろなアイテムをいろいろな使い方で試して「最高に使える」アイテムにできたと思っています。

ユーティリティフック 開発時スケッチ 画像はイメージです
森田 今回、STIのエアロパーツではフロント・サイド・リヤサイドの下回りのスポイラーに加えて、ルーフスポイラーを新設しました。装着することで、空力バランス、直進安定性、横方向のふらつきの抑制、特に前後バランスの適正化に効果的という実機評価も出ています。モータースポーツのデータなどを活用したフロントアンダースポイラーなどと組み合わせることで、直進安定性が大きく上がります。運転する悦びをもっと多くの人に感じていただきたいですね。

画像は空力イメージです
♯04:Life-style
あらゆるカーライフを後押しする、豊富なアクティビティアイテム。
新型フォレスターに乗る方は、様々なライフスタイルをお持ちかと思います。それぞれの趣味やクルマの使い方に合わせた、おすすめのアイテムの組み合わせを教えてください。
近藤 新型フォレスターは、日常から非日常まで幅広いシーンで使っていただけるクルマ・アクセサリーになっています。まず日常シーンでは先ほども説明した「荷室大活用パッケージ」がおすすめです。カーゴシェルフボードで荷室を上下二段へ仕切ることで、様々な荷物を整理して収納していただくことが可能です。さらにカーゴミドルボックスを組み合わせていただくことで、日々のお買い物でフォレスターの荷室を立体的に、最大限使い切ることができるパッケージです。非日常のアクティビティシーンでおすすめなのはアクティブライフブースターパックです。このパッケージは、新型フォレスターの開発チームの中から様々な趣味を持つ有志メンバーでアイディアを出し合いながら作り上げた、色々なアクティビティシーンで活用できるアイテムをまとめたものです。このパッケージにさらにサーフボードホルダーやロッドホルダーなどをプラスしていただくことで、各アクティビティで使い倒せるフォレスターへとカスタマイズすることが可能です。
近藤 また、車中泊シーンでは遮光性が高くかつ換気用のネットを備えるウィンドウシェードや、荷室フロアを300mm延長できるリヤシートバックエクステンション、ちょっとした小物を収納できるカーゴサイドストレージで快適に過ごすことが可能です。キャンプシーンでは、荷室大活用パッケージやオールウェザーカーゴカバーがおすすめです。カーゴシェルフボードを使うことで大きくて重いテントなどはフロアに、軽いシュラフなどはボード上に、というように綺麗に整理して収納することができます。一方でたくさんのキャンプギアを持っている方は、オールウェザーカーゴカバーを全面展開することで、フロントのシートバックやリヤドアトリムの傷つきや汚れを気にすることなく、思うままに自慢のギアを積載していただくことができます。

画像はイメージです
近藤 続いてペットを飼っている方におすすめのアイテムが、パートナーズカバーとオールウェザーシートカバー リヤです。主に愛犬を乗せる際に、シートに毛が付いてしまうわずらわしさを経験される方は少なくないと思います。その際はパートナーズカバーやオールウェザーシートカバーリヤをご使用いただくことで、毛や汚れを気にせずに愛犬とのドライブを楽しめます。車内でお水を飲ませたりする際、こぼれてしまっても防水生地なので安心です。

オールウェザーシートカバー リヤ
近藤 小さなお子さまのいるご家族には、オールウェザーシートカバー リヤとドアスカッフプロテクターがおすすめです。オールウェザーシートカバーは飲み物やお菓子をこぼしやすいお子さまにもぴったりですし、拭き取りも簡単です。ドアスカッフプロテクターは新たに後席のドアとセンターコンソール部分もセットで保護しますので、お子さまがぶつかったり蹴ったりしても安心のアクセサリーです。また、先のキャンプと被ってはしまいますが、荷室大活用パッケージも実は大変おすすめです。ベビーカーを荷室に積むとそれ以外の荷物が積めなくなってしまうことにモヤモヤされている方は多いと思いますが、そのようなケースでこそ、荷室を上下に分けて収納できるこのパッケージは助けになることと思います。

ドアスカッフプロテクター
♯05:Messages
フォレスターが、すべての挑戦の後押しに。
最後に、みなさんのこだわりや思い入れのあるアイテムの紹介と、皆様へのメッセージをお願いします。
近藤 私はユーティリティフックですね。他にも同様の用品はありますが、私たちのフックはそれらと一線を画すモノにすることができたと思っています。車両開発スタート当初から提案を始めていて、このアイテムからアクセサリーの企画が始まりました。このアイテム単体でもバッグを掛けたり、カラビナを掛けたりできますが、このユーティリティフックだからこそ、これを起点に使えるユーティリティバーやロッドホルダー、カーゴミドルボックスなどの様々なアイテムを取り揃えることができました。ユーティリティフックはフォレスターと同じように、まさに様々な用途に使えるという魅力が詰まっている商品なので、思い入れがありますね。
須崎 今回たくさんデザインしましたからね。全てにこだわりを持っていますが、意外なところで言うと、ユーティリティフックなどに付いているコーションラベルにもこだわってデザインしています。例えばブランド物のキャップのつばの部分に貼ってあるステッカーってそのブランドの象徴と捉えられて剥がされないじゃないですか。そんな愛されるアイテムになってほしいなと思いながらデザインしました。そういう細かい部分も見ていただければと思います。あと、荷室大活用パッケージをお買い上げいただくと特典で付いてくるオリジナルのストレージバッグも、生地からこだわって、グラフィックもデザインしました。付録のトートバッグを普段遣いするような、そんなアイテムになってほしいですね。

ユーティリティフック コーションラベル
森田 やっぱりSTIのエアロパーツは全部おすすめです。フロントアンダースポイラーとルーフスポイラーでは直進安定性が、サイドアンダースポイラーとリヤサイドアンダースポイラーでは操舵応答性が、そしてフレキシブルタワーバーやフレキシブルドロースティフナー リヤでは寄り戻しのない安定性が向上するのを感じていただけると思います。全部付けていただくと見た目だけでなく、真に運転の愉しいクルマになると思います。またパフォーマンスマフラーも、サウンドや見映えだけでなく、よりリニアなアクセルレスポンスを体感できるのでおすすめです。

STI パフォーマンスマフラー
近藤 今回の新型フォレスターでは、実際にフィールドに出たり、お客様の声を聞いたりを繰り返し、工夫を重ねながら、お客様が本当に欲しいと思っていただけるものを作ってまいりました。フォレスターはSUVのど真ん中ということで、色々なお客様に乗っていただけるクルマになると思います。そんな色々なお客様に寄り添って、使う度に何かしらの嬉しさがあるような商品を目指しました。ここでは語りきれないほど、ひとつひとつに思いを込めて開発しておりますので、ぜひ店頭やイベント等で実物を見て、触っていただければと思います。

近藤
須崎 我々のアクセサリーが、みなさまが今まで行けなかったところ、チャレンジできなかったことへの挑戦の後押しになれば良いと思っていますので、フォレスターに乗って色々な体験をしてもらいたいですね。新たな経験をたくさんしてもらって、フォレスターのある生活がやめられなくなれば、私たちの仕事は果たせたかなと思っています。

須崎
森田 今回、フォレスターという車高の高いSUVに合わせて、他の車種以上に前後の重量バランスに注力して開発しています。SUVならではの体感の変化であったり、ストロングハイブリッドならではの挙動だったりも感じられるかと思います。これからも運転が上手くなる、愉しくなるSTIパーツを開発していきますので、ご期待いただければと思います。

森田
